ユーロの為替の動きは、アメリカとの貿易不均衡が少なく、貿易取引での為替への影響も少ない。
もしユーロが高くなると、当然、ヨーロッパへの旅行がこれまでより高価になります。
つまり、ユーロが高くなる事で、現地での小遣いが目減りするという事が起こります。

ユーロが高くなると、フランスやイタリアなどのヨーロッパからの輸入品の値段も上がり、
結果、ブランドバックや外国車に手が出しにくくなります。
逆に輸出が多い企業では、
ユーロが高くなると、商品が前よりも高く売れる事になるので業績が向上します。
外貨預金やユーロを対象としたファンドに投資している人については、
為替の差益を得る事ができるメリットがあるんですね。

ユーロ圏とは

ユーロは、アンチドルの代表的通貨ということが、その最大の特徴になります。
また、フランス、イタリア、スペインなどの情勢も、ユーロ相場に大きな影響を与えると言われています。
オセアニア通貨などを見ているとよくわかりますが、ユーロに追随した動きを示しているのが見て取れます。
また、外国為替相場においては、ユーロ圏は、経済の基礎的要因というより、米国の動向に左右されやすい特徴があります。
また、為替市場においては、ユーロドルの取引量が一番多いという傾向にあり、高い流動性を示しています。
ちなみに、ユーロ圏の政策金利については、欧州中央銀行が決定するという取り決めになっています。
単一の国が使用している通貨がユーロではなく、欧州連合、つまりEUが採用している通貨のことなのです。
相場については、ユーロは、他の通貨と同じように、ファンダメンタルズの情勢に強い影響を受ける性質があります。
そうした中、ユーロ圏経済の指標となっているのがドイツで、ドイツの景気やインフレの動向は、相場を見るうえでは不可欠と言われています。
欧州のユーロと英国のポンドは、どちらもヨーロッパの通貨なので、共に欧州通貨と呼ばれています。
今では、ユーロ圏は、5億人以上の人口を擁する一大経済圏となっていて、その果たす役割は大きいと言えます。
EUに参加している国は、ドイツやフランスをはじめ、スペイン、イタリア、オランダなどヨーロッパの多くの国で、そうした国がユーロを使用しています。

ユーロを使用しているのは、政治的にも文化的にも別の国々で、それでは自国の経済だけで世界と勝負できないということで、経済を統合する方向に進んでいます。
そうしてできた、統一経済圏のことをユーロ圏と呼んでいるわけです。
為替市場はドルを中心に回っていて、ドルに何か悪い要因があるとき、真っ先に買われるのはユーロなのです。
これまで、世界各国の政府が保有する外貨準備に関しては、ドルがほとんどだったのですが、最近では、ユーロの比率が高まっている傾向にあります。

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