ユーロの為替の動きは、アメリカとの貿易不均衡が少なく、貿易取引での為替への影響も少ない。
もしユーロが高くなると、当然、ヨーロッパへの旅行がこれまでより高価になります。
つまり、ユーロが高くなる事で、現地での小遣いが目減りするという事が起こります。

ユーロが高くなると、フランスやイタリアなどのヨーロッパからの輸入品の値段も上がり、
結果、ブランドバックや外国車に手が出しにくくなります。
逆に輸出が多い企業では、
ユーロが高くなると、商品が前よりも高く売れる事になるので業績が向上します。
外貨預金やユーロを対象としたファンドに投資している人については、
為替の差益を得る事ができるメリットがあるんですね。

ユーロと株価なんです


メリットとデメリットがハッキリしているため、一見すると分かりやすいのですが結論から言ってユーロが良いのか悪いのかの判断を難しくしています。
確かにデメリットを受けずに済むのですが、逆にユーロに参加しない事によって生じるデメリットを受ける可能性があります。
形はどうあれユーロという、国同士が連携しあって互いを高め合おうとしている場所に背を向けるのですから相応の不利益を被ります。
ユーロへの参加は日本にとってメリットが大きいと言われていますが、逆に悪い結果をもたらすかもしれません。
一度ユーロに参加すれば、たとえ自国にとって損が大きくなるからと言って勝手に約束を変える事ができなくなります。
例えば、ユーロ参加国同士では有利に進められる話も不参加という事で不利になる可能性があります。
参加してから、やっぱり参加しなければ良かったと言っても遅いのです。
株価低迷は不景気にも繋がる問題なので、この点も踏まえてユーロを判断しなければなりません。
もちろん株価の問題さえクリアすれば良いという訳ではなく、主にダメージを受ける事が想定されている農業をどう守るかがユーロ参加に向けた課題と言えるでしょう。
ユーロに参加しない事で、国際的に注目されない市場と判断されてしまう可能性があります。
最も深刻な部分を考えてみると、やはり株価低迷でしょうか。

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