固定相場制と資本移動の自由を両立させているユーロとは

米ドル円為替レートの水準で決まる性質のある変動型ユーロは、米ドル円為替レートの下落に影響します。

ユーロで変動型の場合、基準価額が下落すると、投資元本が割込んで、損失を被ることがよくあります。
基準価額が変動型ユーロで、変動する理由は、信用リスク、制度変更に伴うリスク、価格変動リスクなど様々です。
変動型ユーロは、満期償還時に、投資元本の確保と定期的な収益分配の確保を目指しながら、しっかり運用をしていきます。
高位の目標分配額は、変動型ユーロでは、設定当初に組入れたユーロ円債の条件を基に決めます。ユーロで変動型のものは、米ドル円為替レートの水準によってクーポンレートが決定されるという特徴があります。
日経平均株価の公表が中止になった時は、ユーロ円債の発行条件によって、変動型ユーロは影響を受けます。
また、分配額判定日や株価算出の日程、計算方法の変更などからも、変動型ユーロは影響されます。

ユーロは、設定当初に組入れたユーロ円債については、解約の対応で売却する部分を除いて継続保有します。
円高米ドル安、金利の上昇、組入債券の発行体によっては、変動型ユーロは、大きな損失を受けることがあります。