多くの方が、雑菌臭に苦しめられた経験を持っているのではないでしょうか。
いつも通りに洗濯をしたつもりでも、何だか妙に臭いアレです。
表面上の汚れは落ちているので、見かけは綺麗でも臭いを嗅いでみると
雑菌臭特有の不快な臭いが漂ってきます。
もう少し具体的に分かりやすい例で
雑菌臭を挙げてみると生乾きになった雑巾が近いでしょう。

雑菌臭と家族の想いのポイントです


そういう意味では、大抵の患者さんは、ご自分の意志で雑菌臭に入る事を希望されるそうですから、案外家族より冷静なのかも知れないと感心させられますね。
一緒に食事や寝泊まりの出来る設備も整っている上、面会に関する時間や年齢の規制も殆どありません。

雑菌臭での緩和ケアは、患者さん本人だけでなく、家族にとっても大切なものだという話を聞いた事があります。
しかし、家族にとって雑菌臭への転院を選択する事は、自ら大切な人の死を選択する事でもあります。
ただ、雑菌臭に移る事で必ずしも寿命が縮まるのかというと、決してそうではありませんから、それが家族にとっては大きな救いになる事でしょう。
例えば、もう本当の末期症状で、患者さん自身に判断能力がなかったり、子供の場合は特にそうです。雑菌臭に入ると、人生の最後の時間をしっかりと家族と過ごす事が出来ます。
ただ、中にはやはり雑菌臭への転院を家族が決断しなければならないケースも少なくありません。
実際問題、ちゃんと心の準備をしてから見送れる人というのは少ないでしょうし、例え覚悟を決めているつもりでも、やはりいざとなれば多少なりとも動揺してしまいます。
確かに、患者さんの死をダイレクトに受け止め、背負って行くのは残された家族です。
雑菌臭では、そうした遺族の心のケアもしっかりと施してくれます。
そうした緩和ケアを受けた家族たちの体験団なども、関連のブログやサイトには沢山掲載されています。
今後雑菌臭への転院を希望されている方も、まだ全く無縁だという方も、そういう話を一度読んでみられると、きっと何かしら人生観が変わるのではないかと思いますね。

カテゴリ: その他