自賠責保険の賢い利用方法

自動車損害賠償責任保険と似たような名前の保険に所得補償保険があり、よく混同されがちです。
所得補償保険は、自動車損害賠償責任保険と違い、会社員や自営業者の人などが、病気やケガで仕事ができなくなった場合の収入減を補う保険になります。
自動車損害賠償責任保険は、会社員や自営業者などの人が、死亡もしくは高度障害になった場合、残された家族の生活を助ける保険になります。
被保険者が亡くなった場合、自動車損害賠償責任保険では、遺族に、保険適用期間終了まで、毎月保険金が支給されます。
主が突然亡くなった場合、教育費の支払いなど負担が大きくのしかかってくるので、自動車損害賠償責任保険は大きな意味を持ちます。
ただ、注意なしければならないのは、自動車損害賠償責任保険の場合、保険金額は被保険者の死亡した時期で違ってきます。
また、自動車損害賠償責任保険との違いは、所得補償保険の場合、保険期間中に保険金の支払いがなかった場合、保険金の一部が戻ってくるところです。
所得補償保険の場合、自動車損害賠償責任保険とは異なり、税込み年収の最大60％ほどが補償されます。
自動車損害賠償責任保険は掛け捨てタイプがほとんどで、保険料は割安になっていて、利用しやすくなっています。
残された家族が安心して生活できるのが自動車損害賠償責任保険ですが、所得補償保険は、病気やケガで働くことができなくなった場合に保障してくれるものです。