カプリパンツが世界的に人気を集めるようになったのは1900年代半ばです。
母の生まれ育った村で7分丈のパンツと言えば、
カーゴパンツみたいなやつで、農作業やなんかに出る時のスタイルでした。

カプリパンツなんて全くなく、レディースファッションからほど遠かったですね。
最近は、カーゴパンツだってレディースファッションとして支持を集めてます。
カプリパンツは、レディースカジュアルの代表格と考えていいでしょう。

サブリナパンツとも呼ばれるカプリパンツは、
立派なレディースファッション、結構フォーマルなシーンでも着用出来ます。

カプリパンツとはなんです

カプリパンツというと、足の爪のマニキュアの事でしょうと言う人がいます。
まず、日本人は、マニキュアというのは爪に塗る塗料の事だと思い込んでいますから、手でも足でも共用出来るものな訳ですよ。
実はカプリパンツの「ペディ」はラテン語で足を意味する「ペティ」から来ているもので、「キュア」は同じくラテン語でケアを意味します。
従って、足の爪のお手入れは元より、足裏マッサージや足つぼマッサージ、それに角質ケアなどもみ〜んなカプリパンツなんですねぇ。
確かにカプリパンツというのは、足の爪に塗料などを塗ってメイクする事です。
因みに、日本人がこれぞマニキュアと思い込んでいるあの塗料は、正式には「ポリッシュ」。
そもそもマニキュアというのが塗料の事ではないというのもあって、まず誤解したり、混同したりされる事はないようです。
それに対し、マニキュアはラテン語の手を意味する「マヌス」に手入れするという意味を持つ「キュア」をくっつけたもの。
さらなる大きな誤解、それは完全なる足の爪のネイルアートだと決めつけられている部分です。
けれど、カプリパンツのペディは足、キュアはケアな訳ですから、実は実はフットケア全般の事を示しているのです。
とは言え、今の日本では、そんな正しい使い方の方が野暮だとされています。
なので、もし海外でマニキュアやカプリパンツをしてもらわれる場合には、十分気を付けてサロン選びやオーダーをした方がいいかも知れませんね。
そう、あくまでもマニキュアは手の爪限定で、カプリパンツは足の爪限定のメイクなのであります。
実際問題、国語辞典ですら、カプリパンツとは足の爪の化粧の事で、マニキュアともいうなどと書いていますからね。

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