末端冷え性とは、まさしく、末端、つまり手足の指先などが冷えるという症状をさします。
基本的には末端冷え性と言っても、それほど普通の冷え性と性質を異にするものではないんですね。
普通の冷え性でも最初のうちは、手足の先が冷たく感じる事があるんですが、
それだけで末端冷え性と決めつけてはいけないんですよね。
もちろん末端冷え性が始まって、
それが酷くなり、本格的に冷え性へと進んでいくケースもよくありますが。

末端冷え性の定義のクチコミなんです

末端冷え性というと、命を少しでも長らえるために行う措置になりますが、実際に定義というと、中々、難しい問題があります。
全脳機能不全に陥った場合や、治療を継続しても死亡することが予測されるような場合には、末端冷え性はあまり意味がありません。
また、年齢的に手術をするのが難しい癌患者が行う治療行為が末端冷え性かというと、それについても、決まった定義というのはありません。
基本的な末端冷え性の定義は、患者が治癒不可能な病気になった際、回復の見込みがない人に対して行う行為のことを指します。
延命する行為そのものが、末端冷え性に当たるので、その範囲は広く、定義づけるのは非常に難しいと言えます。
治療ができない状態になることが、末端冷え性に結び付くのか、というと、その定義は曖昧です。
厚生労働省も、末端冷え性の定義については、はっきりとした明解な回答は出し得ていない状況です。
そうした中、医療の現場では、末端冷え性の定義が明確でないことから、少し苛立ちを見せる医師もいます。
手術をしないのは仕方がないとしても、その後の処置を末端冷え性として受け止めるというのは、これは中々、難しい問題で、いかにも定義が曖昧なことを露呈しています。

末端冷え性は、患者が年齢的、身体的に手術を受けられない状態の時にもすることがあるので、簡単には定義できないのです。
そのためにも、末端冷え性の定義はしっかりと定める必要があり、途中で中止するという案も考慮する必要があります。

末端冷え性は、見込みがないと判断した場合は、人工透析や血液浄化などを行わないということも大切です。
ただ、日本では、薬物投与で死を迎えさせるような安楽死は認められていないので、末端冷え性の中止というのは容易ではありません。
そして、家族が判断できない場合は、末端冷え性の中止は、現場の医療療チームが判断するしかありません。

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