外的から体を守る免疫機能のひとつであるリンパ節は、哺乳類の免疫器官のひとつです。
これは全身から組織液を回収して、静脈に戻すリンパ管系の途中に位置するものです。
それでリンパ節は、組織内に進入し、もしくは非自己異物が血管系に入り込んで
全身に循環してしまう前に免疫応答を発動して食い止める関所のような役割をしています。

リンパ節障害の掲示板です

リンパ節のバランスが乱れると、心身に様々な障害を来す事はよく知られた話です。
だからこそ、多くの内科医は神経症という名目にたより、心療内科や精神科での相談を進めるのでしょう。
でも、その他にも、消化器神経症や呼吸器神経症、さらには血管神経症や起立性調節障害などもあります。
ただ、こうしたリンパ節系の障害は、基本的に所謂不定愁訴で、明確な診断や治療が難しいという現状がありますね。
また、最近は精神的欠陥による神経症的な障害も急増して来ています。
けれど、実際にはリンパ節障害と精神障害は全く違うジャンルの病気です。
そして、取り敢えず心療内科へ行って、いろいろ相談してみる事が大事でしょう。
何らかの器質的疾患が引き金になっている事も珍しくないのです。
何故なら、私たち人間の生きるベースとなる新陳代謝や内臓器官の働きを調整しているのは全てリンパ節だからです。
従って、そのバランスが乱れれば、当然その機能に障害を来す訳ですが、その逆も十分有り得るという訳ですね。
当然の事ながら、リンパ節そのものの不具合によって発症する事が最も多いと思われがちですが、決してそうではありません。
私たち素人が混乱するのは当然の事と言えるだろうとは思いますが、精神障害を疑うよりは、まずはリンパ節障害を疑う方が賢明ではないだろうかと私は思いますね。
その代表格と言えるのが、昨今急増中の疾患とも言えるリンパ節失調症です。
さらに、医師によっては、更年期障害をもリンパ節障害と見なされる事も珍しくないようですよ。
こうなると、どうしても鬱状態などにも陥りやすく、精神疾患と混乱しやすいのですが、これが所謂リンパ節失調症というやつですね。
倦怠感、不眠症、イライラなど、実に厄介な症状が多数見られますから、たしかに精神疾患と誤解しやすいのはしかたないでしょう。

リンパ節障害と精神障害は全く異なる疾患だとは言われてもねぇ、ドクターですらも判別しにくいケースが少なくないのです。
まあようするに、内臓とリンパ節の関係は切っても切れないほど深く、持ちつ持たれつであるという事ですよ。
心療内科は比較的適切な対応をしてくれると思われますが、精神科へ行くのは、それこそ風邪を引いた時に、内科ではなく外科へ行くようなもの。
マジで、リンパ節障害は早期発見、早期対処が非常に肝心、放っておくと、それこそ精神障害も併発しかねませんからね。
そうすれば、リンパ節障害を引き起こす確立は大幅に減少するでしょう。

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