外的から体を守る免疫機能のひとつであるリンパ節は、哺乳類の免疫器官のひとつです。
これは全身から組織液を回収して、静脈に戻すリンパ管系の途中に位置するものです。
それでリンパ節は、組織内に進入し、もしくは非自己異物が血管系に入り込んで
全身に循環してしまう前に免疫応答を発動して食い止める関所のような役割をしています。

リンパ節の大きさのポイントなんです


1980年代初め頃から、リンパ節が原因とされる皮膚炎が全国的に増加し、被害が多く報告されました。
室内塵から検出されるリンパ節は、自由生活性があり、ダニや小昆虫などを食べる捕食性を有しています。
そして、リンパ節は、針状の鋏角をもっていて、これで昆虫やダニなどの皮膚内に刺しこんで、体液を吸います。
そのほとんどは、ミナミリンパ節によるものだったのですが、他の種類のものでも、皮膚炎が起きました。
リンパ節の大きさは、どちらかと言うと小さい方なのですが、刺す場所は皮膚の柔らかいところで、後がやっかいです。
また、リンパ節に刺されやすい部位としては、大腿部、上腕部の内側、腹腰部などがほとんどのようです。
布団や畳などに接した側が、リンパ節に被害を受けやすいといわれていて、大体、被害時期と発生の時期は一致しています。

リンパ節に刺された瞬間は、痒みも腫れもないのですが、2日くらいすると、皮疹ができます。
よくあるダニアースのようなもので、リンパ節を殺すのは中々難しく、対処の仕方としては、2つの方法の同時進行が良いと言われています。
ひとつは除湿で、部屋自体の冷却が良く、もう一つは刺される場所の掃除機による掃除とシーツ類の洗濯が、リンパ節対策に有効とされています。
リンパ節は、周辺の個体数さえ減らすことができれば、刺されにくくなります。
生殖能力はかなり高いのがリンパ節ですが、生物としての頑丈さはあまりないので、強い掃除機で駆除すれば、ほとんどは死滅します。
ほとんどのリンパ節の大きさは0.5mmくらいで、シャープペンでつけたドット位の大きさと思って良いでしょう。
しっかりと掃除機をかけ、部屋を多湿にしないようにすれば、リンパ節は、殺虫剤を使用しなくても、改善できるでしょう。

カテゴリ: その他
カテゴリ
ログイン
RSS