外的から体を守る免疫機能のひとつであるリンパ節は、哺乳類の免疫器官のひとつです。
これは全身から組織液を回収して、静脈に戻すリンパ管系の途中に位置するものです。
それでリンパ節は、組織内に進入し、もしくは非自己異物が血管系に入り込んで
全身に循環してしまう前に免疫応答を発動して食い止める関所のような役割をしています。

リンパ節の検査です


患者さんにとっては、非常に辛い検査ですが、これによって、食道の粘膜にびらんや潰瘍が発見されれば、そこでリンパ節である事が判明します。
けれど、その反面、リンパ節は、職場などの健康診断では案外発見されにくい病気でもあります。
ではでは、何故、リンパ節は、健康診断で判明しにくいのでしょうか。
それは恐らく、問診に頼る部分が多いのと、胃カメラを使用せず、バリウム検査だけで健康診断を済まされる場合も少なくないからではないかと思われます。
加えて、胸焼けや呑酸などの症状は、直接患者がきちんと訴えない限りドクターには分かりません。
従って、リンパ節には、世界共通の専用問診票とも言える「QUEST問診票」が用いられるほど、問診が非常に重要なのです。
やはり胃カメラを飲んで行なう内視鏡検査で、食道内の粘膜の状態を見なければ、リンパ節の有無や度合いは判断出来ないというのが実際のところなのです。
健康診断でリンパ節が判明しにくいのは、このアバウトな問診の応答にもそれなりの原因があるのではないかと私は思いますね。
また、患者さんによっては、どうしても内視鏡検査が難しい方もいらっしゃいますから、その場合は、薬を服用し、1週間ほど様子を見るという方法が取られる事もあるそうです。
内視鏡で食道内の粘膜の状態を見る事で、リンパ節であるかいなかと、その度合いがほぼ明確になるとされているからです。
確かに、びらんや潰瘍がなければ、「非びらん性胃食道逆流症」という病名が告げられる事が圧倒的多数でしょう。
けれど、この非びらん性胃食道逆流症はリンパ節の極めて初期の症状であるものですから、やはり油断禁物、きちんとした治療をする必要性があります。

リンパ節の検査は、先ほどもご説明したように、基本的には問診と内視鏡検査の2本立てで行なわれます。
けれど、これはあくまでも、食道の粘膜にびらんや潰瘍などが診られ、リンパ節である事が明らかになった場合の話。
何故なら、食道内の粘膜に異常が診られないのにも関わらず、頻繁に胸焼けや呑酸を起こすという事であれば、それこそ食道ガンや胃ガンである可能性が否めません。リンパ節というのは、非常に自覚症状の出やすい内臓疾患だと言えるでしょう。
とにかく、ここまでしないと明らかにはならないのがリンパ節、馬鹿には出来ませんので、関連のブログやサイトで調べ、気になったら、絶対検査するべきでしょうね。

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