外的から体を守る免疫機能のひとつであるリンパ節は、哺乳類の免疫器官のひとつです。
これは全身から組織液を回収して、静脈に戻すリンパ管系の途中に位置するものです。
それでリンパ節は、組織内に進入し、もしくは非自己異物が血管系に入り込んで
全身に循環してしまう前に免疫応答を発動して食い止める関所のような役割をしています。

リンパ節の定義なんです


そうした中、医療の現場では、リンパ節の定義が明確でないことから、少し苛立ちを見せる医師もいます。
手術をしないのは仕方がないとしても、その後の処置をリンパ節として受け止めるというのは、これは中々、難しい問題で、いかにも定義が曖昧なことを露呈しています。
また、年齢的に手術をするのが難しい癌患者が行う治療行為がリンパ節かというと、それについても、決まった定義というのはありません。
そして、家族が判断できない場合は、リンパ節の中止は、現場の医療療チームが判断するしかありません。
延命する行為そのものが、リンパ節に当たるので、その範囲は広く、定義づけるのは非常に難しいと言えます。
治療ができない状態になることが、リンパ節に結び付くのか、というと、その定義は曖昧です。リンパ節というと、命を少しでも長らえるために行う措置になりますが、実際に定義というと、中々、難しい問題があります。
つまり、死が避けられないような状態になった時、薬物投与や化学療法、人工透析、人工呼吸器などで、リンパ節を実施します。
全脳機能不全に陥った場合や、治療を継続しても死亡することが予測されるような場合には、リンパ節はあまり意味がありません。

リンパ節は、見込みがないと判断した場合は、人工透析や血液浄化などを行わないということも大切です。
また、リンパ節で効果が得られない場合は、水分や栄養の補給を制限するという手もあります。
これはもちろん、最善の医療を行うためのリンパ節の定義であって、法的にとがめられるようなものではありません。
ただ、日本では、薬物投与で死を迎えさせるような安楽死は認められていないので、リンパ節の中止というのは容易ではありません。
いまだリンパ節の定義が曖昧であることから、日本救急医学会では、法曹、倫理、宗教関係者から寄せられた意見を募って、検討案を練っています。

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