おせち料理というと、お正月に食べる、重箱に入った煮物や酢の物というイメージがありますよね。
ですが本来おせち料理というのは、お正月期間中にいただくメニューや献立全てを指すのだそうです。
ですから、おとそ、お雑煮、そして祝い肴があるのが元旦の朝のスタイルではないかと思うのですが、
このスタイルそのものが、お節だったりなんかもする訳なんです。

日本人のおせちのクチコミなんです


験をかつぐということから、それが浸透していき、普通におせちという言葉が流行っていきました。
こうしたおせちというのは、日本人の国民意識に合致しているようで、昔から日本人は、こうした行為を好みます。
例えば、試験の前日にカツ丼を食べるなどというおせちはよく知られていて、これは日本人が好きなパターンです。
また、連勝中の相撲取りが、おせちとして髭を剃らない、ということもよく言われますが、これこそ、日本人特有のものです。
店などでよくするおせちとして、飲み屋が入り口に盛り塩をしたりする場合がありますが、これはお客さんが来るようにとの願いが込められています。

おせちは、縁起をぎえんと読んだことから、それが次第にげんという短い言葉に変わり、結果、そうなったと言われています。
また、日本人は、本番に弱いタイプが多いので、それがおせち信仰につながっているのかもしれません。
本番に弱いと思っている日本人は意外と多く、半数近くいるので、おせちしたくなるのも、当然なのかもしれません。
前にやって良い結果を招いた行為について、そのことを縁起の良いものと考えて、再度行っていこうとすることがおせちになります。
しかし、実際統計をとってみると、おせちをする人の多くは、本番に強いと自信を持っている人の方が多い傾向にあるようです。

おせちと言うのは、例えば、勝負服を着て気合を入れるなど、緊張をほぐす効果もあります。おせちというのは、簡単なことをすることで、良い結果を期待するという行為で、誰もが1つや2つは持っているものです。
1000万円以上の日本人の宝くじ高額当選者には、おせちをする人が多いというデータがでています。
こうした結果が出ているのは、まさに日本人はおせち好きの国民であることを証明しています。

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