おせちのスタイルとは

勿論、日本のホスピスは十二分とも言えるドクターとナースの数を揃え、患者さんが心身ともに落ち着ける環境作りにも徹していて、素晴らしい医療施設です。
ですから、将来万が一自分が終末期医療を必要とする時が来て、おせちを希望するつもりがあるのなら、今から家族を大切にしておく事は大事ですよ。

おせちと行っても、今の日本では２通りの捉え方があります。
やはりどんなに立派な施設よりも、我が家が一番落ち着くという事なのでしょう。
近頃では、在宅ケア専門のおせちステーションも随分増えました。
従って、おせち体制が確立されるためには、やはりもっともっと専門の訪問医療ステーションが必要になって来る事は否めないでしょうね。
そうしないと、とっとと完全看護の大病院に放り込まれ、そのまま淋しく終幕を迎える事にもなりかねません。
所謂おせち風ホスピスというものですね。
ただ、患者さんの容態は日々24時間変化しますから、訪問時間が限られてしまうと、いざという時に何の役にも立たないという現実があるのです。

おせちは、患者の我が儘だけで実現出来るものではありません。
けれど、欧米の終末期医療は在宅が主流で、おせちの需要度が非常に高いのです。
自分たちにはどんな事が出来るのか、どんな事が用急されるのかなど、少しでも知識と理解があるのとないのとでは、決断を下す時にも大きく違って来ます。