REIT、または不動産投資信託は、公衆から調達した資金を不動産に投資する仕組みで
特に日本の国内法に則った日本版REITの事を単にREITという場合があります。

REITは、米国のように、当該ビークル自体が投資判断を行うものもあれば、
日本のように、投資法人自身は投資判断を行わずに外部に委託するものもあります。
REITの多くは、株式と同じように証券取引所に上場され、証券会社を通じて売買が可能です。

REITの収益源はその大半が投資先不動産の賃料によります。
一般の株式にくらべて、大幅な配当増、証券価格の乱高下は期待しにくいです。

REITと商用銀行の裏技です

REITは、様々な種類の銀行がある中、顧客が証券の発行などにより資金を調達する際、戦略サポートをする銀行を指します。
その点、REITは、商用銀行とは異なり、投資や会社の戦略についての業務を、専門的に取り扱っています。

REITは、商用銀行のように個人レベルの業務が主ではなく、企業を対象にしたサービスが中心になります。
ただし、REITと違い、あくまでそれは銀行業務の中の一つで、という考えが商用銀行にはあります。
こうした点が、REITと商用銀行の業務上での大きな違いということが言えるでしょう。
端的に言うと、REITは投資先の資金調達手法の提供が主な仕事で、投資先が必要な資金を投資家に販売することにあります。
いわゆる投資のアドバイザー的役割を持つ銀行がREITであり、企業戦略の中では、他の企業を買収したり、合併したりします。
そうした業務がREITの主要な一部分になりますが、商業銀行でも、そうした投資についてのアドバイスは行っています。
商用銀行と違い、REITというのは基本的にリスクを取らないものなので、そこが大きなポイントです。
外資のREITが特別にリスクを顧客に押し付けて利益を上げているのではなく、全体的にそうした性質があるのです。

REITと違って商用銀行は、預金者が商用銀行の行為に意見を挟むことはなく、リスクを取っていません。
商用銀行は顧客から預金を集めて自らの判断で融資や投資をするのが、REITとの大きな違いになります。

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