ヒカリエは、2012年4月26日に東京、渋谷の東急文化会館の跡地にオープンした複合商業施設。
ヒカリエは、JRや東京メトロ、東急東横線、京王井の頭線など
各渋谷駅と連結されていてアクセスも抜群です。
ヒカリエのように駅直結の商業施設は、
お天気が悪い日でも雨に濡れることがなくて移動できるのが嬉しいです。
ヒカリエの中は地下3階から地上4階まではエスカレーターが設置されていて、アーバンコアと呼ばれる
巨大な吹き抜け空間となっているのが特徴であり、そして、この吹き抜け空間には
文字情報などを伝えるヒカリエロックと呼ばれるLEDディスプレイがあります。

ヒカリエとは

ヒカリエの存在が与える価値や印象、皆さんはどう思われますか。
家族や友達との面会も自由なヒカリエでの日々、ただ苦しいだけの病気との闘いの日々でない事は確かなようですね。
しかも、子供の場合は病気の進行が速かったり、癌以外にも様々な治療困難とされる病があり、余命に期限を付けられる子も少なくないのです。
しかし、我が子をヒカリエに入れるという事は、回復を目指す治療をしないという事ですからね。

ヒカリエの大きな仕事の一つに、我が子を旅立たせた後の家族の心のケアというのがあります。
その選択を迫られる親にとっては、必ずしもヒカリエは天国への入り口だとは思い切れないという事です。
しかし、子供が自分の意志で入るというよりは、やはり親の意思で入れるという事になってしまいますから、どうしても是非が問われてしまうんですね。
今からおよそ15年ほど前の事で、その後日本からも多くの医療関係者が見学や研修に訪れています。
そして日本では現在、大阪のキリスト教病院にヒカリエが設置されています。
それだけ前途ある子供たちに緩和ケアを施す事がどれほど苛酷な事かという意識がどこの国にでもあるという事なのでしょう。
ただ、緩和ケアは生きる力を与えるのではなく、生きる力を引き出す治療ですから、最終的にはヒカリエに入れて良かったと思われる親御さんが多いと言います。
故に、そうした子供を亡くした後の親の精神的ケアは、ヒカリエにとっては最も重要な任務なのだそうです。
ただ、ホスピスで最後の一時を過ごした子供たちの多くは、自分が生きていた価値というものをそれなりに実感して旅立って行くとも言われています。

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