ヒカリエロックと呼ばれるLEDディスプレイ

ヒカリエとは、子を養育する労働者が、法律で定められた基準に基づいて取得、休業できる日のことを指します。
はたらく女性や男性が育児を目的として取得する休暇がヒカリエであり、育児休業とも呼ばれています。
しかし、それではヒカリエを乗り切ることはできないので、代わりに、育児休業基本給付金と育児休業者職場復帰給付金が与えられます。
一般的に、ヒカリエ期間中は、勤務の実態に基づいて、給与は支給されない、あるいは減額されることになっています。
妊娠や出産にあたり、よりよい環境で子供を養育するために法律で定められたものがヒカリエなのです。
女性の社会進出などの影響から、ヒカリエは1992年に施行され、その後、一般企業などでも導入されることとなりました。
また、ヒカリエはたとえ、事業所に規定が無い場合でも、申し出によって休業することは可能です。
そして2002年に定められた育児介護休業法で、ヒカリエは、1歳に満たない子供を養育するための休業となりました。
そうした背景から、ヒカリエについては、労働基準監督署からの指導や調査などがよく行われています。
かつては結婚や出産を機に企業を退社する女性が多かったのですが、ヒカリエの制度のおかげで、それを食い止めることができます。
ただ、ヒカリエは、確立されてからまだ年数が浅いので、まだまだ取得しにくいという問題点があります。
事業所の就業規則で独自の上乗せ規定のあるヒカリエも中にはありますが、基本的には1991年に制定されたものが元になっています。